プログラム➔
シミュレーションイベントの指示を選択して、特定のシミュレーションイベントを発動させる指示を追加します。シミュレーションイベントは生成されたコードには影響を与えず、シミュレーション目的のみで使用される特定のイベントを発生させる指示です。
グラフィカルユーザーインターフェイスを使用したシミュレーションイベントで以下が可能になります:
●ロボットツールにオブジェクトを取り付けるまたは外す
●オブジェクトまたはツールを表示または非表示にする
●オブジェクトと参照系の位置を変更する

例えば、ロボットがオブジェクトを掴む為に特定の場所へ移動させてから、オブジェクトを取り付けるイベントによりロボットと一緒にそのオブジェクトを移動させる事ができます。次に、ロボットがオブジェクトを移動させた後に、オブジェクトを取り外すイベントでツールが持っているオブジェクトを残すことができます。

メモ:マクロを使用して特定のイベントをシミュレートすることもできます(プログラミングの経験が必要です)。例えば、APIを使用すると、ピックアンドプレイスシミュレーションの為に特定の場所にランダムにオブジェクトを表示することができます。
メモ:ツールにオブジェクトを取り付ける時、指定された距離の範囲内であれば、最も近いオブジェクトが取り付けられます。この距離はデフォルトで200 mmで、次の場所で変更できます:ツール➔設定➔オブジェクトをロボットツールに取り付ける最大距離。また、デフォルトでは、TCPの位置からオブジェクトの参照までの距離が確認されます。別で、TCPとオブジェクト形状の間の最短距離を確認を選択して、TCPとオブジェクトの立体との距離を使用することもできます。