「選択したプログラムを簡略化」オプションを使用すると、衝突を回避しつつ、プログラム内の命令数を削減することができます。つまり、すでに作成されたプログラムを簡略化し、パス上のターゲット数を減らしつつ、パスが衝突しない状態を維持します。
これは、以下の点で役立ちます:
1.プログラムサイズの縮小:パスを分析し、不要なターゲットを削除します。これは、メモリ容量が限られており、一定行数以上のコードを保存できない旧式のロボットコントローラにとって極めて重要です。
2.より滑らかな動作:冗長なポイントを削除することで、ロボットの「カクつき」を防ぎます。同じ狭い領域に対して過度な数のコマンドが送信されると、コントローラが急激に動いたり速度が低下したりすることがありますが、パスを簡略化することで、ロボットはより一定で滑らかな速度を維持できるようになります。
3.実行速度の向上:プログラムが簡素化されると、ロボットコントローラが処理すべきポイント数が減るため、サイクルタイムが短縮されることが多く、プログラムされた速度の維持に集中できるようになります。
4.「乱雑な」パスの整理:動作を記録したり、高密度なCADパスをインポートしたりして作成されたプログラムには、何百もの不要なポイントが含まれている場合があります。この工具は、新しい短縮されたパスがすべての衝突を回避することを保証しつつ、そのデータを「整理」します。
5.構成の安全性を維持:Smart Motionの他の機能と同様、この簡略化プロセスもロボットの構成を尊重します。これにより、ポイントが削除される際にも、ロボットが誤って構成を切り替え(肘の反転など)、衝突を引き起こすような動作を行わないことが保証されます。